AMANOJAKKY’s diary

ソロ活動がメインの不定期日記。綴る内容は酒、料理、旅などなどで個人的な備忘録

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自分の郷里である京都には、加茂川(鴨川)や桂川などの川が市中を流れており、
そこにかかる橋がたくさんある。義経で有名な五条大橋もそれにあたる。

今、住んでいる秋田市内には八橋という場所がある。
地名にある通り、町内を流れる草生津川にかかる橋のことをさしているのだろう。
その中でも、いつも通勤で通るのがこの面影橋
昔はこの橋を渡ったところに処刑場があり、罪人の姿を最後にみる場所ということで
この名前が付けられたそうだ。
なんとも、寂しい。
最後の面影をおもんばかって、見送った人たちがすがった場所。
古の人の想いと、自分の望郷の念が重なり合って、一抹の寂しさを覚える。
自分にとって、この場所を通るときそんな気持ちになってしまう。

橋の名前にも、歴史に彩られた由来があることをしみじみと感じる。